カラー画像のエンハンスメント
专利摘要:
カラー画像は、以下の方法で改善される。彩度検出器SDTは、ある画像領域SPで生じる色の彩度の度合いLC,CCを検出する。フィルタアレンジメントDE1,DE2,DE3は、色の彩度の度合いに依存する程度のまで画像領域における少なくとも1つの空間的な詳細をフィルタリングする。これにより、カラー画像の知覚的な品質の改善が可能となる。 公开号:JP2011516911A 申请号:JP2010550317 申请日:2009-03-10 公开日:2011-05-26 发明作者:ハーン,ジェラール デ 申请人:エヌエックスピー ビー ヴィ;コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ; IPC主号:G09G5-02
专利说明:
[0001] 本発明の態様は、カラー画像の知覚的な品質を改善することができるイメージエンハンスメントの方法に関する。 本発明の他の態様は、イメージエンハンサ、イメージレンダリングシステム及びプログラマブルプロセッサ向けコンピュータプログラムに関する。] 背景技術 [0002] 色情報は、通常、輝度情報よりも低解像度で表現される。たとえば4:1:1又は4:2:2サブサンプリングスキームのような特定のスキームに従って、カラー画像に対してたとえば、いわゆるクロマチックサンプリングが適用される。互いに隣接する幾つかの画素は、同じ色成分を共有する一方、これらの画素のそれぞれは、固有の輝度成分を有する。このことは、一般に知覚される画像の品質に影響を及ぼさない。典型的な人間の観察者は、一般に、色情報が輝度情報よりも幾分に低い解像度を有する画像を、色情報が輝度情報と同じ解像度を有する類似の画像であるとみなす。] [0003] 米国特許第5,982,926号は、知覚される明瞭さ、理解度及び/又は画質を改善するために様々なイメージエンハンスメントプロセスが開発されている。これらイメージエンハンスメントプロセスは、画像を、これらの画像が正確に再生されるか否かに関わらず、人間の目に心地よいものにする。しばしば、歪んだ画像は、原画像の完全に再現された複製よりも人間の目に心地よいことがある。たとえば、オーバシュート又はアンダーシュートが画像のエッジに組み込まれた場合、結果的に得られる画像は、典型的に、係るアンダーシュート又はオーバシュートのない画像よりも心地よいとして知覚される。] 発明が解決しようとする課題 [0004] カラー画像の知覚による品質を改善する必要がある。以下の点は、この必要に良好に対処するために考慮される。] [0005] カラー画像は、比較的高い程度の色の彩度(color saturation)が生じる領域で僅かにぼやけて見える場合がある。カラー画像は、関連する領域が比較的多数の詳細を含む場合に特にぼやけて見える。さらに、関連する領域は、彩度が欠けているように見える場合がある。これらの現象は、輝度情報よりも低い解像度で色情報が表現される画像において特に生じる。係る外見的な解像度の局所的消失又は彩度の局所的消失、或いはその両者は、関連するカラー画像の知覚的な品質に影響を及ぼす。] 課題を解決するための手段 [0006] 本発明の態様によれば、カラー画像は、以下の方式で改善される。彩度検出器は、ある画像領域で生じる色の彩度の度合いを検出する。フィルタアレンジメントは、画像領域における少なくとも1つの空間的な詳細に対して、色の彩度の度合いに依存する程度にまでフィルタリングを施す。] [0007] したがって、空間的な詳細は、比較的高い度合いの彩度が生じる画像領域において、比較的大きな程度にまで強調される。逆に、空間的な詳細は、色の彩度が比較的低い画像領域において、比較的控えめな程度にまで強調されるか、変更されないままにする。係る彩度の関数としての詳細の強調は、関連する画像領域における外見的な解像度のなさ、外見的な彩度のなさ、或いはその両者を補償する。これにより、カラー画像は、良好な知覚による品質を有することができる。実験はこのことを確認している。様々な異なるカラー画像は、本発明に従って改善されている。様々な観察者は、これらカラー画像のそれぞれをその改善されたバージョンと比較する。改善されたバージョンは、良好であるとして明らかに知覚される。 本発明の実現は、個々の従属の請求項に対応して個別のパラグラフで記載される、1以上の以下の更なる特徴を有利にも含む。] [0008] フィルタアレンジメントは、好ましくは、ある画像領域における関心のある画素と隣接する画素との間の差を彩度の度合いが高いときに大きい度合いにまで増幅する。これにより、低コストの実現が可能となる。 増幅された値における差は、輝度値を含む場合がある。 増幅された値における差は、色度値を含む場合がある。 増幅された値における差は、好ましくは、輝度値及び色度値を含む。これは、比較的高い知覚的な品質を達成することに寄与する。] [0009] 色度値における差が増幅される度合いは、好ましくは、輝度値における差が増幅される度合いよりも大きい。これは、比較的高い知覚による品質を達成することに寄与する。] [0010] 検出される彩度の度合いは、好ましくは、関心のある画素の彩度の度合いである。これにより、低コストの実現が可能である。] [0011] 彩度検出器は、好ましくは、関心のある画素に属する色度値と、有意でない彩度の度合いに対応する中央の値との間の絶対差を決定する。制御値は、絶対差に基づいて発生される場合があり、制御値は、関心のある画素と隣接する画素との間の値における差が増幅される度合いを決定する。これにより、低コストの実現を可能にする。] [0012] フィルタアレンジメントは、好ましくは、隣接する画素の典型的な値を決定する。典型的な値は、差分値を得るように、関心のある画素に属する値から差し引かれる。差分値は、乗算された差分値を得るように、彩度の度合いが高いときに大きなファクタにより乗算される。次いで、関心のある画素の修正された値を得るように、典型的な値が増幅された差分値に加算される。これにより、低コストの実現が可能になる。] [0013] シーケンサは、カラー画像におけるそれぞれの画素を、1つずつ、関心のある画素として連続的に指定する場合がある。] [0014] 上述された値における差は、好ましくは、関心のある画素を含む、予め定義されたアパーチャに基づいて形成された画素のセットに基づいて確定される。] [0015] 詳細な説明は、添付図面を参照して、更なる特徴と同様に、以上に概説された本発明を例示するものである。] 図面の簡単な説明 [0016] イメージレンダリングシステムを例示するブロック図である。 イメージレンダリングシステムの一部を形成するイメージエンハンサを例示するブロック図である。 関心のある画素の指定、及び関心のある画素を含む画素のセットを定義するアパーチャを例示する図である。 イメージエンハンサの一部を形成する、彩度検出器を例示するブロック図である。 イメージエンハンサの一部を形成する、詳細な強調モジュールを例示するブロック図である。 イメージエンハンサのソフトウェアによる実現を例示するコンピュータコードダイアグラムである。] 実施例 [0017] 図1は、たとえばケーブルテレビジョンネットワーク又はインターネットである場合があるネットワークNWに結合されるイメージレンダリングシステムIRSを例示する。ビジュアルデータサーバSVは、ネットワークNWに結合される。イメージレンダリングシステムIRSは、データ処理装置DPR、ディスプレイ装置DPL、及びリモートコントロール装置RCDを有する。データ処理装置DPRは、たとえばパーソナルコンピュータ又はいわゆるセットトップボックスの形態である場合がある。データ処理装置DPR及びディスプレイ装置DPLは、テレビジョンセットを連帯して形成する場合がある。データ処理装置DPRは、入力モジュールINM、イメージエンハンサENH、出力モジュールOUM及びコントローラCTRLを有する。] 図1 [0018] イメージレンダリングシステムIRSは、基本的に、以下のように動作する。ユーザは、リモートコントロール装置RCDにより、ビジュアルデータサーバSVに存在する特定のビジュアルアイテムを選択する。データ処理装置DPRは、この選択されたビジュアルアイテムを示す要求をビジュアルデータサーバSVに出力する。これに応じて、ビジュアルデータサーバSVは、選択されたビジュアルアイテムを伝達するトランスポートストリームTSを提供する。選択されたビジュアルアイテムは、たとえばビデオタイトル又は静止画像である。トランスポートストリームTSは、たとえばJPEG又はMPEG符号化規格(JPEGは、Joint Photographic Experts Groupの略記であり、MPEGは、Moving Picture Experts Groupの略記である)に従う。データ処理装置DPRは、ネットワークNWを介してトランスポートストリームTSを受信する。] [0019] データ処理装置DPRの入力モジュールINMは、トランスポートストリームTSから、選択されたビジュアルアイテムを表すビジュアルデータVDを抽出する。上述されたように、選択されたビジュアルアイテムは、カラー画像の系列を含むビデオタイトルであるか、又は単一のカラー画像を含む静止画像である場合がある。何れの場合においても、イメージエンハンサENHは、改善されたビジュアルデータVEを取得するように、ビデオデータVDに含まれるカラー画像を改善する。出力モジュールOUMは、改善されたビジュアルデータVEに基づいてディスプレイドライバ信号DDを供給する。ディスプレイドライバ信号DDにより、ディスプレイ装置DPLは、選択されたビジュアルアイテムを表示する。表示装置DPLにより表示されたとき、比較的良好な品質であるように、ユーザがカラー画像を知覚することが望まれる。イメージエンハンサENHは、イメージエンハンサENHがイメージレンダリングシステムIRSに存在しない場合に取得される品質よりも、知覚される画質が良好であるようにする。] [0020] 図2は、データ処理装置DPRの一部を形成するイメージエンハンサENHを例示する。イメージエンハンサENHは、各種の機能的なエンティティを有する。入力バッファIB、ピクセルセレクタ及びルータPSR、彩度検出器SDT、3つの詳細強調モジュールDE1,DE2及びDE3、並びに出力バッファOB。上述された機能的なエンティティは、画像データ処理経路を構成する。3つの詳細強調モジュールDE1,DE2及びDE3は、カラー画像について広域通過フィルタのアレンジメントを構成する。イメージエンハンサENHは、シーケンサSQを更に有しており、このシーケンサは、画像データ処理経路にとって専用とされるコントローラと見なされる。] 図2 [0021] イメージエンハンサENHは、ソフトウェアプログラム、すなわち、プログラマブルプロセッサにロードされる命令のセットにより実現される場合がある。係るソフトウェアに基づいた実現では、ソフトウェアプログラムにより、プログラマブルプロセッサは、図2を参照して以下に記載される様々な動作を実行する。したがって、図2は、方法を表現するものと見なすことができ、機能的なエンティティ又は機能的なエンティティのグループは、この方法の処理ステップ又は一連の処理ステップとして見なすことができる。たとえば、彩度検出器SDTは、彩度検出ステップを表すことができる。] 図2 [0022] イメージエンハンサENHは、専用回路により実現される場合もあり、この専用回路は、図2を参照して以下に記載される動作を定義する特定のトポロジーを有する。係るソフトウェアによる実現では、図2で例示される機能的なエンティティは、サブ回路に対応する場合がある。したがって、図2は、ブロックレベルで回路ダイアグラムを表すのと同様に見なすことができる。イメージエンハンサENHの実現は、少なくとも1つの専用回路と適切な命令のセットをもつ少なくとも1つのプログラマブル回路とを有するという意味でハイブリッドである場合がある。] 図2 [0023] イメージエンハンサENHは、基本的に、以下のように動作する。入力バッファIBは、図1に例示される入力モジュールINMが供給するビジュアルデータVDを一時的に記憶する。これに応じて、所与の瞬間で、入力バッファIBは、ビジュアルデータVDに含まれるカラー画像を有する。カラー画像は、画素のマトリクスとして見なすことができる。カラー画像は、たとえば、いわゆるYUVカラーフォーマットである場合がある。このフォーマットにおいて、ある画素は、関与する画素に固有に属する輝度成分を有する。画素は、第一の色度成分と第二の色度成分とを有する色度成分のペアを更に有する。幾つかの隣接する画素は、同じ色度成分のペアを共有する場合がある。その場合、色度成分は、輝度成分に関してサブサンプリングされている。これは、たとえば、いわゆる4:2:2サブサンプリングスキームの場合であって、色度成分が輝度成分の水平解像度の半分である水平解像度を有する場合である。] 図1 [0024] シーケンサSQは、カラー画像における特定の画素を指定する画素選択データLN,PNを供給する。画素選択データLN,PNは、たとえばライン番号LN及び画素番号PNを有する場合がある。指定された特定の画素は、以後、関心のある画素PIと呼ばれる。シーケンサSQは、画素選択データLN,PNを更新し、これにより、境界領域にある画素を除いてカラー画像における全ての画素は、関心のある画素PIを連続的に構成する。すなわち、シーケンサSQは、言うなれば、境界領域に存在する画素を除いて、画素毎にカラー画像をスキャンする。] [0025] ピクセルセレクタ及びルータPSRは、画素選択データLN,PNに基づいて入力バッファIBから画素のセットSPを読み出す。画素のセットSPは、関心のある画素PI及び様々な隣接する画素を含む。実際に、ピクセルセレクタ及びルータPSRは、アパーチャを定義し、このアパーチャは、画素のセットSPの一部を形成する隣接する画素を決定する。アパーチャは、カラー画像を通してシーケンサSQをスライドさせるウィンドウと見なすことができる。関心のある画素PIは、典型的にこのウィンドウの中央にあるが、必死ではない。ある意味では、ウィンドウは、カラー画像の境界にヒットするまで、カラー画像にわたりスライドする。画素が選択される必要がない上述された境界領域は、従ってアパーチャに依存する。アパーチャは、カラー画像の境界で適切に調節される。その場合、カラー画像の全ての画素は、連続的に選択される場合がある。] [0026] 図3は、ピクセルセレクタ及びルータPSRが定義する矩形のアパーチャAPEの例を示す。画素は、比較的小さな円により表現される。画素は、水平軸x及び垂直軸yのそれぞれに沿って列及び行で配置される。シーケンサSQからの画素選択データLN,PNは、ライン番号LN及び画素番号PNを定義し、破線及び下方向及び右方向のそれぞれを示す比較的小さな矩形により表される。関心のある画素PIを構成する画素は、黒で充填されている。矩形のアパーチャAPE内の他の画素は、グレイで充填されている。これらの画素は、関心のある画素PIと同様に、画素選択データLN,PNに基づいてピクセルセレクタ及びルータPSRが構成する画素のセットSPを構成する。] 図3 [0027] 彩度検出器SDTは、ピクセルセレクタ及びルータPSRからの色度成分のペアV−PI,U−PIを受ける。色度成分のペアV−PI,U−PIは、関心のある画素PIに属する。彩度検出器SDTは、色度成分のペアV−PI,U−PIに基づいて、輝度制御値LC及び色度制御値CCを確定する。輝度制御値LCは、空間の詳細の強調の度合いを決定し、これは関心のある画素PIの輝度成分に適用される。同様に、色度制御値CCは、空間の詳細の強調の度合いを決定し、これは関心のある画素PIの色度成分のペアに適用される。好ましくは、空間の詳細の強調の度合いは、関心のある画素PIが彩度の比較的高い度合いを示す場合に比較的高い。輝度制御値LC及び色度制御値CCは、彩度の度合いを反映し、これは関心のある画素の色度成分のペアV−PI,U−PIから導出される。これは、以下に更に詳細に記載される。] [0028] 詳細強調モジュールDE1は、ピクセルセレクタ及びルータPSRからの輝度成分のセットY−SPを受ける。輝度成分のセットY−SPは、ピクセルセレクタ及びルータPSRが形成した、画素のセットSPに属するそれぞれの輝度成分を含む。したがって、輝度成分Y−SPのセットは、関心のある画素PIの輝度成分を有する。この輝度成分は、以後、関心のある輝度成分と呼ばれる。輝度成分のセットY−SPは、ピクセルセレクタ及びルータPSRが形成した画素のセットSRにおける、それぞれの隣接する画素のそれぞれの輝度成分を更に有する。これら後者の輝度成分は、以後、隣接する輝度成分と呼ばれる。詳細強調モジュールDE1は、彩度検出器SDTが確定した輝度制御値LCを更に受ける。] [0029] 詳細強調モジュールDE1は、出力バッファOBにおいて形成された、改善されたカラー画像の出力輝度成分Yoを供給する。出力輝度成分Yoは、改善されたカラー画像の特定の画素に割り当てられる。この特定の画素は、ライン番号LN及び画素番号PNの観点で、カラー画像における関心のあるPIの画素に位置に類似した位置を有する。出力輝度成分Yoは、関心のある輝度成分の修正されたバージョンと見なすことができる。より詳細には、関心のある輝度成分は、詳細強調モジュールDE1により修正される所与の値を有する。この輝度値の修正は、それぞれの隣接する輝度成分のそれぞれの値に関して、関心のある輝度成分の値に依存する。重要なことには、輝度値の修正は、輝度制御値LCに依存し、これは彩度の度合いを反映する。] [0030] たとえば、関心のある輝度成分が隣接する輝度成分の値に比較して比較的小さい値を有する。その場合、詳細強調モジュールDE1は、関心のある輝度成分の値を更に減少する。逆に、関心のある輝度成分が比較的大きい値を有する場合、詳細強調モジュールDE1は、関心のある輝度成分の値を更に増加させる。両方の場合、関心のある輝度成分と隣接する輝度成分との間の値における差が増幅される。] [0031] 増幅された値における差は、様々な異なるやり方で表現される。たとえば、差は、関心のある輝度成分の値と隣接する輝度成分の平均値との間の差である。別の例として、差を表現するため、隣接する輝度成分の中間値が使用される場合がある。関心のある輝度成分は、平均値又は中間値を確定するために含まれる場合もある。重要なのは、差が、彩度の度合いを反映する輝度制御値LCに依存する度合いにまで増幅された空間の詳細を表すことである。彩度の度合いが高くなると、差が受ける増幅の度合いが高くなる。] [0032] 詳細強調モジュールDE2,DE3は、類似のやり方で動作する。詳細強調モジュールDE2,DE3は、第一の色度成分のセットU−SP及び第二の色度成分のセットV−SPをピクセルセレクタ及びルータPSRからそれぞれ受ける。第一の色度成分のセットU−SPは、関心のある画素PIの第一の色度成分である関心のある第一の色度成分、及び隣接する第一の色度成分を有する。同様に、第二の色度成分のセットV−SPは、関心のある第二の色度成分、及び隣接する第二の色度成分を有する。それぞれの場合において、詳細強調モジュールDE2,DE3が受ける色度成分は、ピクセルセレクタ及びルータPSRが形成した画素のセットSPに属する色度成分である。] [0033] 違いは、詳細強調モジュールDE2,DE3が色度制御値CCを受ける点である一方で、輝度制御値LCは、詳細強調モジュールDE1に印加された。この違いは好適なものであって、基本的なものではない。異なる制御値を印加することで、輝度及び色度について異なる詳細の増幅の程度が可能となり、これは、知覚による画質の向上に寄与する場合がある。何れの場合であっても、詳細強調モジュールDE2は、関心のある第一の色度成分と隣接する第一の色度成分との間の値における差を、色度制御値CCが反映する彩度の度合いに依存する程度にまで増幅する。詳細強調モジュールDE3は、関心のある第二の色度成分と隣接する第二の色度成分との間の値における差を同様の程度にまで増幅する。] [0034] 詳細強調モジュールDE2,DE3は、出力バッファOBで形成される改善されたカラー画像のために、第一の出力色度成分Uo及び第二の出力色度成分Voをそれぞれ供給する。この出力色度成分のペアUo,Voは、上述されたように、詳細強調モジュールDE1が出力輝度成分Yoを確定した同じ画素に割り当てられる。すなわち、第一の出力色度成分Uo及び第二の出力色度成分Voは、関心のある第一の色度成分と関心のある第二の色度成分の修正されたバージョンとそれぞれ見なすことができる。] [0035] シーケンサSQにより、境界領域における成分を除いて、上述されたように彩度に依存する、入力バッファIBにおけるカラー画像の全ての輝度成分及び全ての色度成分は、詳細の増幅を受ける。後者の成分は、言わば、出力バッファOBにおいて、カラー画像から改善されたカラー画像に単にマッピングされる。代替的に、これらの成分は、適合された詳細の増幅又は別のタイプの適切な処理を受ける場合がある。] [0036] なお、詳細強調モジュールDE2及びDE3は、詳細強調モジュールDE1よりも低いビットレートで動作する。これは、入力バッファIBに存在するカラー画像が輝度成分よりも少ない色度成分のペアを含むからである。上述されたように、互いに隣接する幾つかの画素は、同じ色度成分のペアを共有する一方で、これらの画素のそれぞれは、固有の輝度成分を有する。結果的に、詳細強調モジュールDE2及びDE3は、これらの画素のうちの1つについて関連する色度成分のペアを処理する。これにより、これらの画素のそれぞれに適用される、出力色度成分のペアUo,Voが生成される。対照的に、詳細強調モジュールDE1は、関与するそれぞれの画素のそれぞれの輝度成分を個々に処理する必要がある。] [0037] ひとたび全ての関連する入力画像の成分が処理されると、出力バッファOBは、全体として改善されたカラー画像を出力する。改善されたカラー画像は、図1に例示されるように、イメージエンハンサENHが出力モジュールOUMに適用する改善されたビジュアルデータVEに含まれる。] 図1 [0038] 図4は、彩度検出器SDTを例示する。彩度検出器SDTは、関心のある第一の色度成分V−PIと関心のある第二の色度成分U−PIを含む色度成分ペアV−PI,U−PIを受ける。彩度検出器SDTは、2つの中央偏差検出器CDD1,CDD2、加算器AD1及び2つの正規化器NM1,NM2といった様々なエンティティを有する。イメージエンハンサENHの様々な可能な実現に関して上述された見解は、ソフトウェアに基づくか又はハードウェアに基づいたものであり、彩度検出器SDTにも同様に適用される。図4は、方法を表すと考えることができ、機能エンティティ又は機能エンティティのグループは、この方法の処理ステップ又は一連の処理ステップと考えられる。] 図4 [0039] 中央偏差検出器CDD1は、関心のある第一の色度成分V−PIの値と中央の値CVとの間の絶対差を確定する。中央の値CVは、彩度の有意でない度合いと対応し、すなわち中央の値CVは、全然彩度と同じものではない。たとえば、色度成分は、8ビットにより表現される値である典型的な場合に、0と255との間の範囲に含まれる値を有するものとされる。その場合、中央の値CVは、たとえば128である。中央偏差検出器CDD1は、中央値CVを関心のある第一の色度成分V−PIの値から減算し、減算結果の絶対値をとり、上述された値間の絶対差を取得する。中央偏差検出器CDD1は、この絶対差に対応する第一の色度偏差値DV−PIを供給する。同様のやり方で、中央偏差検出器CDD2は、関心のある第二の色度成分U−PIと中央値CVとの間の絶対差に対応する、第二の色度偏差値DU−PIを供給する。] [0040] 加算器AD1は、第一の色度偏差値DV−PIを第二の色度偏差値DU−PIと加算して、全体の色度偏差値DUV−PIを生成する。全体の色度偏差値DUV−PIは、関心のある画素の彩度の度合いを表す。全体の色度偏差値DUV−PIが高くなると、彩度の度合いが高くなる。逆に、関心のある画素PIが彩度の比較的低い度合いを示す場合、全体の色度偏差値DUV−PIは、比較的ゼロに近くなる。] [0041] 正規化器NM1は、全体の色度偏差値DUV−PIを中央値CVで除算する。さらに、正規化器NM1は、1の値をこの除算結果に加算して、輝度制御値LCを取得する。輝度制御値LCは、したがって、1と2の間の範囲に含まれる。輝度制御値LCは、関心のある画素PIが彩度の比較的低い度合いを示す場合に、1に比較的近くなり、関心のある画素PIが彩度の比較的高い度合いを示す場合に、2に比較的近くなる。] [0042] 正規化器NM2は、全体の色度偏差値DUV−PIを中央値CVの2分の1で除算する。さらに、正規化器NM2は、1に除算結果を加えて、輝度制御値LCを取得する。色度制御値CCは、したがって、1と3との間に含まれる。すなわち、色度制御値CCは、輝度制御値LCよりも広い範囲にわたり変化する。色度制御値CCは、関心のある画素PIが彩度の比較的高い度合いを示す場合に3に比較的に近くなる。結果として、詳細の増幅の度合いは、輝度成分についてよりも色度成分について高くなる。] [0043] 図5は、詳細強調モジュールDE1を例示する。詳細強調モジュールDE1は、セレクタSEL、典型値計算機TVC、減算器SU、乗算器MUL、加算器AD2及びクリッパCLPといった様々な機能的エンティティを有する。イメージエンハンサENHの様々な可能な実現に関して上述された説明は、ソフトウェアに基づくか又はハードウェアに基づくものであり、彩度検出器SDTにも同様に適用される。したがって、図5は、方法を表すものと考えられ、ある機能的エンティティ又は機能的エンティティのグループは、この方法の処理ステップ又は一連の処理ステップと考えられる。] 図5 [0044] セレクタSELは、輝度成分のセットY−SPにおける関心のある輝度成分Y−PIを選択する。上述されたように、画素選択データLN,PNは、関心のある画素PIを識別し、したがって関心のある輝度成分Y−PIを識別する。典型値計算機TVCは、輝度成分Y−SPのセットに基づいて典型的な輝度値Y−TVを計算する。典型的な輝度値Y−TVは、たとえばセットに含まれる隣接する輝度成分のそれぞれの値の平均である。別の例として、典型的な輝度値Y−TVは、中間値である。] [0045] 減算器SUは、関心のある輝度成分Y−PIの値から典型的な輝度値Y−TVを減算する。したがって、減算器SUは、関心のある画素PIについて輝度の差分値dY−PIを供給し、この差分値は、関心のある輝度成分Y−PIと隣接する輝度成分との間の値における差を表す。] [0046] 乗算器MULは、図4で例示した彩度検出器SDTが供給した輝度差分値dY−PIを輝度制御値LCと乗算する。この乗算結果は、増幅された輝度差分値AdY−PIである。輝度制御値LCは、増幅率、すなわち関心のある輝度成分Y−PIと隣接する輝度成分との間の値における差のゲイン値を構成する。加算器AD2は、典型的な輝度値Y−TVを増幅された輝度差分値AdY−PIに加算して、境界のない出力輝度値YVを取得する。] 図4 [0047] クリッパCLPは、境界のない出力輝度値に基づいて、ある値を出力輝度成分Yoに割り当てる。境界のない出力輝度値YVが所望の範囲にある場合、出力輝度成分Yoの値は、境界のない出力輝度値YVに等しい。所望の範囲は、たとえば下限と上限をそれぞれ表す0と255との間に含まれる。境界のない出力輝度値YVが下限よりも下回る場合、出力輝度成分Yoの値は、下限に等しい。逆に、境界のない出力輝度値YVが上限を上回る場合、出力輝度成分Yoの値は、上限に等しい。したがって、クリッパCLPは、出力輝度成分Yoの値が所望の範囲にあることを保証する。] [0048] 関心のある画素PIが彩度の有意でない度合いを示すと仮定する。結果として、輝度制御値LCは1に等しいか、1よりも僅かに大きい。その場合、関心のある輝度成分Y−PIと隣接する輝度成分との間の値における差は増幅されないか、又は有意でない程度にまで増幅される。ゲイン値は、1であるか又は1よりも僅かに大きい。出力輝度成分Yoは、関心のある輝度成分Y−PIに実質的に等しい。有意でない度合いの彩度が存在するため、詳細が強調されない。] [0049] 逆に、関心のある画素PIは比較的高い程度の彩度を示すことが想定される。結果として、輝度制御値LCは、1よりも有意に大きくなる。その場合、関心のある輝度成分Y−PIと隣接する輝度成分との間の値における差は、彩度の度合いに依存する程度にまで増幅される。ゲイン値は、1よりも有意に大きい。関心のある輝度成分Y−PIの値が隣接する輝度成分の値に関して比較的低い場合、出力輝度成分Yoの値は、関心のある輝度成分Y−PIの値よりも更に低い。逆に、関心のある輝度成分Y−PIの値が隣接する輝度成分の値に関して比較的高い場合、出力輝度成分Yoの値は、関心のある輝度成分Y−PIの値よりも更に高い。彩度の度合いが高くなると、関心のある輝度成分Y−PIの値が効果的にそれぞれ減少又は増加する度合いが高くなる。したがって、彩度が高い領域において空間的な輝度の詳細が高められる。] [0050] 詳細強調モジュールDE2,DE3は、図5に例示される詳細強調モジュールDE1に類似し、同様の方式で動作する。違いは、詳細強調モジュールDE2は、図5に例示された乗算器MULに匹敵する乗算器を有し、この乗算器は、輝度制御値LCの代わりに色度制御値CCを受ける。同じことが詳細強調モジュールDE3にも当てはまる。色度制御値CCは、2である輝度制御値LCの上限値よりも高い上限値、すなわち3を有するので、空間的な色度の詳細は、彩度が高い領域における空間的な輝度の詳細よりも更に大きな範囲に高められる。] 図5 [0051] 図6は、図2で例示されたイメージエンハンサENHのソフトウェアに基づく実現を説明する。図6は、cコードで書かれた命令のセットを例示するコンピュータコードダイアグラムである、この命令は、プロセッサに、図2に関して上述された動作及び図3〜5に関して上述された動作を実行させる。命令のセットは、上述された図面で例示されたそれぞれの機能的なエンティティに関連するそれぞれのコード部分CP1〜CP4を有する。図6は、参照符号によりこれらの関係を示し、図2〜図5で例示される機能的なエンティティに対応するコード部分は、関与する機能的なエンティティのコード部分に対応する参照符号が設けられる。] 図2 図3 図4 図5 図6 [0052] [結論] 添付図面を参照して上述された詳細な説明は、特許請求の範囲で定義される、本発明の単なる例示及び更なる特徴の例示である。本発明は、様々な異なるやり方で実現することができる。これを例示するため、幾つかの代替が簡単に示される。] [0053] 本発明は、カラー画像に関わる様々なタイプの製品又は方法における利点に適用される場合がある。たとえば、本発明は、たとえばセルラフォン又はパーソナルデジタルアシスタント(PDA)のようなカラーディスプレイが設けられた携帯用通信装置に適用される場合がある。改善されることとなるカラー画像は、様々な異なるやり方で受信される。図2は、ネットワークを介してサーバからカラー画像が受信される例である。他の応用では、カラー画像は、たとえば光ディスク、ハードディスク又は固体メモリのようなデータキャリアを読取る読取りモジュールから受信される場合がある。係る読取りモジュールは、本発明が適用されるイメージレンダリング装置の一部を形成する場合がある。本発明に従って改善されるカラー画像は、必ずしも特定のフォーマットである必要はない。詳細な説明は、カラー画像がいわゆるYUVフォーマットである例を提供する。他の例として、いわゆるYCrCbフォーマットのカラー画像又はHSVフォーマットのカラー画像が本発明に従って改善される場合がある。] 図2 [0054] 色の彩度の度合いに依存する程度にまで画像データにおける空間的な詳細をフィルタリングする様々な方式が存在する。詳細な説明は、ある画像領域における空間的な詳細が、彩度の度合いが高いときに高い程度にまで強調される例を提供する。空間的な詳細を強調することは、高域通過フィルタリングに等しい。別の例として、空間的な詳細は、彩度の度合いが高いときに高い程度にまで低域通過フィルタリングを受ける場合がある。すなわち、空間的な詳細は、彩度の度合いが高いときに高い程度にまで減衰される。係るフィルタリング技術は、たとえばVHSタイプのビデオカセットを読取ることで得られるビデオ信号を処理するために有利な場合がある。係るビデオカセットについて、飽和されたカラープレーンで比較的強い雑音を生じさせる変調技術により、色情報が記憶される。この雑音は、関与されるプレーンにおける彩度の度合いが高いときに高い程度の低域通過フィルタリングを適用することで低減することができる。知覚的な画質が改善される。また、これは、関与されるプレーンにおける色の彩度の度合いが低いときに大きい程度の高域通過フィルタリングを適用することで得られる。係る応用において、彩度が比較的低い画像領域においてのみ詳細が強調され、知覚的な画質に悪影響を及ぼすカラーノイズの強調が回避される。] [0055] 画像における空間的な詳細をフィルタリングする様々な方法が存在する。詳細な説明は、関心のある画素と隣接する画素との間の値における差が画素毎に増幅される例を提供する。別の例として、フィルタアレンジメントは、たとえば、あるオブジェクトの境界の周りの画素のセットのような、詳細を表す特定の画素のセットを検出する場合がある。次いで、フィルタアレンジメントは、係るがそのセットに存在する高周波成分を増幅する場合がある。たとえば、高域通過フィルタリングは、比較的多くの詳細を含む画像における領域であって、色が比較的高い程度にまで飽和されている領域に選択的に適用される場合がある。周波数分析技術は、比較的多くの詳細を有する領域を識別するために使用される場合がある。] [0056] 色の彩度の度合いを検出する様々な方法が存在する。詳細な説明は、関心のある画素に属する色度値と中央値との間で絶対差が決定されるれを提供する。別の例として、特定の画像領域におけるそれぞれの画素のそれぞれの色度値は、色の彩度の度合いを決定するように分析される場合がある。色度値のペアは、所与の長さを有するベクトルの形式で表される。色の彩度の度合いは、係るベクトルの長さから導出される場合がある。1以上の色度値に基づいて、彩度の度合いを反映する制御値を発生する様々なやり方が存在する。第一に、制御値を発生する適切な方法は、カラー画像のカラーフォーマットに依存する。さらに、制御値は、非線形の方式で彩度の度合いと共に変化する場合がある。詳細の強調の度合いは、必ずしも、彩度の度合いと比例する必要はない。] [0057] 用語「画像」は、広い意味で理解されるべきである。この用語は、たとえばピクチャ、フレーム又はフィールドのような視覚的にレンダリングされるエレメントを含む。用語「フィルタリング」は、広い意味で理解されるべきである。この用語は、関心のある画素の1つの特性、又は関心のある画素のグループの特性が、空間的、時間的又はその両者で、隣接する位置を有する他の画素に依存して変更されることによる任意のタイプの処理を含む。] [0058] 広義語において、ハードウェア又はソフトウェア、或いはその両者の組み合わせにより機能的なエンティティを実現する様々なやり方が存在する。これに関して、図面は、非常に概略的である。図面は異なるブロックとして異なる機能的なエンティティを示すが、これは、1つのエンティティが幾つかの機能を実行する実現、又は幾つかのエンティティが1つの機能を実行する実現を決して排除するものではない。たとえば、図2を参照して、詳細強調モジュールDE2,DE3は、1つのソフトウェアモジュールにより実現される場合がある。] 図2 [0059] 本発明に従ってプログラマブル回路が動作するのを可能にするソフトウェアである、命令のセットを記憶及び配信する様々な方法が存在する。たとえば、ソフトウェアは、光ディスク又はメモリ回路のような適切な媒体に記憶される場合がある。記憶されるソフトウェアは個々の製品として供給されるか、又は別の製品と一緒に供給される場合がある。係る媒体は、ソフトウェアが実行されるのを可能にする製品の一部である場合がある。また、ソフトウェアは、有線、無線又はハイブリッドである場合がある通信ネットワークを介して配信される場合がある。たとえば、ソフトウェアは、インターネットを介して配信される場合がある。ソフトウェアは、サーバによるダウンロードのために利用可能にされる場合がある。ダウンロードは、支払いを条件とする場合がある。] [0060] 上述された見解は、添付図面を参照した詳細な説明が本発明を限定するのではなく例示することを示す。特許請求の範囲に含まれる様々な代替が存在する。請求項における参照符号は、請求項を限定するものとして解釈されるべきではない。単語「備える」は、請求項に列挙された以外のエレメント又はステップを排除するものではない。エレメント又はステップに先行する単語“a”又は“an”は、複数の係るエレメント又はステップの存在を排除するものではない。それぞれの従属の請求がそれぞれの更なる特徴を定義する事実は、従属の請求項の組み合わせに対応する更なる特徴の組み合わせを排除するものではない。]
权利要求:
請求項1 ある画像領域で生じる色の彩度の度合いを検出する彩度検出ステップと、前記画像領域における少なくとも1つの空間的な詳細を、前記色の彩度の度合いに依存してフィルタリングするフィルタリングステップと、を含むイメージエンハンスメント方法。 請求項2 前記フィルタリングステップは、前記画像領域における関心のある画素と隣接する画素との間の値における差を、前記色の彩度の度合いが高いときに大きい程度にまで増幅する、請求項1記載の方法。 請求項3 前記フィルタリングステップにおいて、増幅される前記値における差は輝度値を含む、請求項2記載の方法。 請求項4 前記フィルタリングステップにおいて、増幅される前記値における差は色度値を含む、請求項2記載の方法。 請求項5 前記フィルタリングステップにおいて、増幅される前記値における差は輝度値及び色度値を含む、請求項2記載の方法。 請求項6 前記フィルタリングステップにおいて、色度値における差が増幅される程度は、輝度値における差が増幅される程度よりも大きい、請求項5記載の方法。 請求項7 前記彩度検出ステップにおいて、検出される前記色の彩度の度合いは、前記関心のある画素の色の彩度の度合いである、請求項2記載の方法。 請求項8 前記彩度検出ステップは、前記関心のある画素に属する色度値と、有意でない彩度の程度に対応する中央値との間で、絶対差を決定する中央偏差検出サブステップと、前記絶対差に基づいて、前記関心のある画素と前記隣接する画素との間に値における差が増幅される程度を決定する制御値を発生する制御値発生サブステップと、を含む請求項7記載の方法。 請求項9 前記フィルタリングステップは、前記隣接する画素の典型的な値を決定する典型値計算サブステップと、前記典型的な値を前記関心のある画素に属する値から減算して、差分値を取得する減算サブステップと、前記差分値を前記色の彩度の度合いが高いときに大きいファクタで乗算して、増幅された差分値を取得する乗算サブステップと、前記典型的な値を増幅された差分値に加算して、前記関心のある画素の修正された値を取得する加算サブステップと、を含む請求項2記載の方法。 請求項10 カラー画像におけるそれぞれの画素を、1つずつ前記関心のある画素として連続して指定する順序付けステップを含む、請求項2記載の方法。 請求項11 予め決定されたアパーチャに基づいて、前記関心のある画素を含む画素のセットを形成する画素選択ステップを含み、前記値における差は、前記画素のセットに基づいて確定される、請求項2記載の方法。 請求項12 ある画像領域で生じる色の彩度の度合いを検出する彩度検出器と、前記色の彩度の度合いに依存する程度にまで前記画像領域における少なくとも1つの空間的な詳細をフィルタリングするフィルタアレンジメントと、を有するイメージエンハンサ。 請求項13 カラー画像を処理して改善されたカラー画像を得るための請求項12記載のイメージエンハンサと、前記改善されたカラー画像を表示する表示装置とを有するイメージレンダリングシステム。 請求項14 プログラマブルプロセッサ用のコンピュータプログラムであって、前記プログラマブルプロセッサにロードされたとき、前記プログラマブルプロセッサに、請求項1記載の方法を実行させる命令のセットを含む、ことを特徴とするコンピュータプログラム。
类似技术:
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